ハマス、エジプトの停戦案に同意 イスラエルは対案を提示

(VOVWORLD) - パレスチナ自治区ガザ地区での紛争をめぐり、イスラム組織ハマスが仲介国エジプトの停戦案に同意したことが分かりました。ハマスの関係者がアメリカのCNNに明らかにしました。
ハマス、エジプトの停戦案に同意 イスラエルは対案を提示 - ảnh 12025年3月24日、イスラエルの砲撃により破壊されたガザ市内の建物群(写真:THX/TTXVN)

この停戦案は、ハマスがアメリカ国籍のイスラエル人エダン・アレクサンダー氏を含む人質5人を解放することと引き換えに、ガザへの人道支援物資の搬入再開や第2段階の停戦に向けた協議の実施など、第1段階の条件を復活させる内容です。

アメリカのトランプ政権のウィトコフ中東担当特使が数週間前に提示した停戦案と類似しているとされますが、死亡した人質の遺体返還が含まれているかどうかは明らかになっていません。

ハマス幹部のハリル・ハイヤ氏はテレビ演説で、停戦案を「前向きに」検討した結果、同意に至ったと述べました。さらに、ハマス側は第1段階の条件を「完全に順守した」と主張し、イスラエルに対し新たな案を拒否しないよう求めました。

一方、イスラエル首相府は声明で、エジプト案を受け取った後、ネタニヤフ首相が複数回にわたり協議を行い、アメリカと全面的に連携した上で対抗案を提示したと発表しました。

イスラエル側は今月、ガザへの攻撃を再開し、人道支援物資の搬入を完全に停止しています。さらに、生存中とされる人質24人全員が解放されるまで、ガザの一部地域で軍の駐留を継続する方針を示しています。(CNN.co.jp)

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